AWSの代表的なサービスと導入事例のご紹介

2024/2/28 最終更新日時 : 2024/3/14 スータブル・ソリューションズサービス担当者スータブル・ソリューションズサービス担当者

今回は、AWSの代表的なサービスと導入事例についてご紹介したいと思います。AWSは、クラウドコンピューティングの世界的なリーダーであり、幅広い業界や規模のお客様に利用されています。AWSでは、200以上のサービスを提供しており、それぞれがお客様のビジネスやニーズに合わせてカスタマイズできるように設計されています。その中でも、特に代表的な4つのサービスと、その他のサービスについて見ていきましょう。

代表的な4サービス

コンピューティングサービス

コンピューティングサービスとは、クラウド上で仮想サーバーを作成したり、コードを実行したりすることができるサービスです。AWSでは、以下のようなコンピューティングサービスを提供しています。

Amazon EC2

仮想サーバーを作成し、必要なときに必要なだけ拡張できるサービスです。お客様は、自由にOSやアプリケーションを選択できます。

AWS Lambda

サーバーを管理せずにコードを実行できるサービスです。イベントやトリガーに応じて自動的に起動し、使用した分だけ課金されます。

Amazon ECS

コンテナ化されたアプリケーションを管理するためのサービスです。DockerやKubernetesと互換性があります。

Amazon Lightsail

簡単にウェブサイトやアプリケーションを立ち上げることができるサービスです。一つのパッケージに必要なものがすべて含まれています。

ストレージサービス

ストレージサービスとは、クラウド上でデータを保存したり、移動したりすることができるサービスです。AWSでは、以下のようなストレージサービスを提供しています。

Amazon S3

オブジェクトストレージと呼ばれる形式でデータを保存できるサービスです。高い耐久性や可用性を持ち、様々な用途に対応できます。

Amazon EBS

ブロックストレージと呼ばれる形式でデータを保存できるサービスです。Amazon EC2のインスタンスにアタッチして使用します。

Amazon EFS

ファイルストレージと呼ばれる形式でデータを保存できるサービスです。複数のAmazon EC2インスタンスから同時にアクセスできます。

AWS Storage Gateway

オンプレミスのストレージとAWSクラウドのストレージを連携させることができるサービスです。データのバックアップや移行に便利です。

データベースサービス

データベースサービスとは、クラウド上でデータベースを作成したり、管理したりすることができるサービスです。AWSでは、以下のようなデータベースサービスを提供しています。

Amazon RDS

関係型データベースと呼ばれる形式のデータベースを作成できるサービスです。MySQLやPostgreSQLなどの有名なデータベースエンジンを選択できます。

Amazon DynamoDB

NoSQLデータベースと呼ばれる形式のデータベースを作成できるサービスです。高いパフォーマンスやスケーラビリティを持ちます。

Amazon Redshift

データウェアハウスと呼ばれる形式のデータベースを作成できるサービスです。大量のデータを高速に分析できます。

Amazon Aurora

Amazonが独自に開発した関係型データベースです。MySQLやPostgreSQLと互換性があり、高いパフォーマンスや信頼性を持ちます。

ネットワークサービス

ネットワークサービスとは、クラウド上でネットワークを構築したり、管理したりすることができるサービスです。AWSでは、以下のようなネットワークサービスを提供しています。

Amazon VPC

仮想プライベートクラウドと呼ばれる形式のネットワークを作成できるサービスです。お客様は、自由にIPアドレスやセキュリティグループなどを設定できます。

Amazon Route 53

DNSサービスと呼ばれる形式のネットワークサービスです。ドメイン名の登録やルーティングの管理ができます。

AWS Direct Connect

オンプレミスのネットワークとAWSクラウドのネットワークを専用回線で接続できるサービスです。高い帯域幅や低いレイテンシーを実現できます。

AWS Transit Gateway

複数のAmazon VPCやオンプレミスのネットワークを一つのゲートウェイで接続できるサービスです。管理や運用が簡単になります。

その他のサービス

AWSでは、上記の4つのサービス以外にも、様々なサービスを提供しています。例えば、以下のようなサービスがあります。

AWS IAM

AWSリソースへのアクセス権限を管理するためのサービスです。ユーザーやグループ、ロールなどを作成して、ポリシーを設定できます。

Amazon SNS

メッセージングサービスと呼ばれる形式のサービスです。メールやSMS、プッシュ通知などを送信できます。

Amazon SQS

キューイングサービスと呼ばれる形式のサービスです。メッセージを一時的に保存して、順番に処理できます。

Amazon CloudWatch

モニタリングサービスと呼ばれる形式のサービスです。AWSリソースやアプリケーションのパフォーマンスや状態を監視できます。

AWS導入事例のご紹介

AWSは、世界中の多くの企業や組織に利用されています。その中から、いくつかの導入事例をご紹介します。

ヤフー株式会社

ヤフーは、日本最大のポータルサイトを運営する企業です。ヤフーは、2016年からAWSに移行を開始し、現在では約80%のサービスをAWS上で稼働させています。AWSの利用により、ヤフーは、インフラの運用コストを約40%削減し、開発スピードや品質を向上させることができました。また、AWSの豊富なサービスや機能を活用して、新しいビジネスやイノベーションを生み出すこともできました。

株式会社メルカリ

メルカリは、日本最大のフリマアプリを運営する企業です。メルカリは、創業当初からAWSを利用しており、現在では全てのサービスをAWS上で展開しています。AWSの利用により、メルカリは、急激なユーザー数や取引量の増加にも柔軟に対応できるスケーラブルなインフラを構築することができました。また、AWSのマネージドサービスやAI・機械学習サービスを活用して、セキュリティや品質管理、レコメンデーションなどの機能を強化することもできました。

株式会社ZOZO

ZOZOは、日本最大のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営する企業です。ZOZOは、2018年からAWSに移行を開始し、現在では約70%のサービスをAWS上で稼働させています。AWSの利用により、ZOZOは、インフラの運用コストを約30%削減し、パフォーマンスや安定性を向上させることができました。また、AWSのグローバルなリージョンやエッジロケーションを活用して、海外展開や高速配信にも対応できるようになりました。

まとめ

以上、AWS導入事例のご紹介でした。AWSは、多くの日本企業にとって有効なクラウドコンピューティングの選択肢となっています。AWSは、コスト削減やスケーラビリティだけでなく、イノベーションやグローバル化にも貢献しています。あなたもぜひAWSを導入してみませんか？

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