今や企業でPCを単独利用するケースはほとんどなく、インターネットやメールといった外部との通信に加え、社内リソースの共有も当たり前になっています。
これにより業務の「見える化」や成果物の再利用が進む一方、情報漏洩やデータ消失といったセキュリティリスクも増大しています。

Active Directoryは、Windowsネットワークにおけるセキュリティ対策を支える基盤技術です。
導入することで、不要な情報へのアクセス制御やユーザー操作の追跡など、より高度なセキュリティ対策が可能になります。

代表的な活用例としては、ファイルサーバーへのユーザーごとのアクセス制限があります。
社内でのファイル管理やデータセンターとの連携も、Active Directory環境の構築が前提となっています。

解決できる課題/実現できること

こんなお悩みはありませんか?

  • 社員ごとにPCやアプリのアカウントを個別に作成・管理する必要があり、作業工数が増大
  • 人事異動や退職時のアカウント削除・権限変更が手作業で煩雑
  • ファイルへのアクセス権が個別設定のままで、誰がどのデータを使えるか把握できない
  • パスワード管理やアクセス権限の統制ができず、情報漏洩や不正アクセスのリスクが高い
  • 部署間やプロジェクト間での情報共有が非効率

当社のサービス特長

  • ファイルサーバーのアクセス制御:部署・プロジェクト単位で権限を統合管理。不要なアクセスを防ぎ、権限変更も効率化します。
  • 社内端末の一元管理:社員端末の管理やソフト配布を自動化。端末権限変更も迅速に対応できる環境を整備します。
  • シングルサインオンの実現:システムやクラウドのログインを統合し、パスワード管理を軽減。業務効率とセキュリティを同時に向上。
  • 社内リソースの効率的な共有:アクセス権を統制し情報共有の安全性と効率性を向上。必要な情報に迅速にアクセスできる環境を提供します。

Active Directory導入の必要性

Active Directoryを導入することで、社員や端末のアカウント・アクセス権限を一元管理でき、部署・プロジェクト・役職ごとの権限設定も簡単に実現できます。
情報漏洩や不正アクセスのリスクを低減し、業務効率の向上と管理者負荷の軽減を同時に実現します。

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当社ができること

専門家によるActive Directoryの設計・導入、Active Directoryを前提としたDFS-R(ファイルレプリケーション機能)の構築支援。

Active Directoryを基盤に、無線LAN機器やUTMなどとの連携を支援。
標準認証システムとしての導入により、強固なセキュリティ環境を提供。

社内サーバーだけでなく、Azureなどクラウド環境でのActive Directory構築も可能
冗長化やBCP対策を考慮した設計をサポート

導入実績

IT・ソフトウェア開発、金融、製造業、医療機関、教育機関など、業種を問わず幅広い企業様にご利用いただいています。

事例1
セキュリティ強化とBCPを両立する、クラウドActive Directory構築


セキュリティ強化のためにActive Directory導入を検討していたものの、専門知識が不足しており進められていませんでした。
さらに、災害発生時の事業継続(BCP)も課題であり、クラウド活用についても検討されていました。


社内サーバーのリプレイスに合わせて、従来環境をファイルサーバー兼ADサーバーへ統合し、ネットワーク全体をActive Directory環境へ移行しました。
さらにクラウドのAzure上に仮想サーバーを構築し、ファイルサーバーとの同期を実現。加えてADサーバーもクラウド上に冗長化構成で構築することで、障害発生時にもデータ消失リスクが大幅に低減しました。
Azureへの接続切り替えにより、社外からでも安全に業務を継続できる体制を整え、セキュリティ強化とBCP対策を同時に実現しました。

事例2
医療データを守るゼロトラスト基盤、Active Directoryで拠点間をセキュアに統合


複数のクリニックを展開しており、拠点ごとにバラバラなPC設定とセキュリティレベルが課題でした。
個人情報を扱うため、万が一の情報漏洩リスクを強く懸念。
同時に、医師や看護師が拠点をまたいで勤務する際、認証環境が異なることが不便でした。


全拠点の端末をActive Directoryで統合管理し、ユーザーIDごとに統一ポリシーを適用。
不正アクセス防止のため、多要素認証(MFA)とAzure AD連携を導入しました。
どの拠点でも同一アカウントでログインできるようになり、医療従事者の業務負担を軽減。
また、監査対応にも強いセキュリティ体制を実現し、個人情報保護と利便性向上を両立しました。

事例3
工場と本社を一元管理、ID統制と働き方改革を支えるActive Directory基盤


本社と工場で別々のサーバーを運用しており、ユーザーアカウントや権限管理が煩雑化。
現場からも『複数のパスワードを覚えるのが大変』『リモート勤務者のアクセス管理が不安』といった声が上がっていました。
セキュリティを担保しながら、全社的にシングルサインオンを実現できる仕組みを求めていました。


本社と工場に分散していた認証基盤をActive Directoryに集約。
アカウント管理を一本化し、社内システムやOffice 365へのシングルサインオンを導入しました。
さらに、VPNとAzure ADを連携させることで、自宅や出張先からでも安全にアクセス可能に。
管理者のアカウント運用工数を大幅に削減し、セキュリティ水準も向上。
従業員の利便性と生産性向上を両立しました。

導入フロー

お客様の要望をヒアリング

まずは社内でのPCやスマホの利用状況、業務の流れ、導入の目的やお悩みなどを丁寧に聞き取ります。
必要に応じて現場も確認し、どのようなActive Directory環境が最適かを整理します。

設計と確認

ヒアリング結果をもとに、ユーザー管理や権限のルールを設計。
導入後の運用イメージをお客様と確認し、スムーズに移行できるよう調整します。

構築・導入

設計に沿ってサーバーや端末の設定を実施し、社内ネットワークをActive Directoryで一元管理。
必要に応じてクラウド連携も行い、どこからでも安全に業務できる環境を整えます。

運用・保守サポート

導入後も、アカウント管理や権限変更、バックアップ、トラブル対応などを継続的にサポート。
社員が安心して本業に集中できるよう、IT環境の安定稼働を支えます。

よくあるご質問

ADを導入すると何が変わりますか?

ユーザーや端末を一元管理できるようになります。
ログインID・パスワードの管理、権限管理の効率化、社内ネットワークやクラウドサービスへのアクセス制御が簡単になります。

既存のパソコンやサーバーはどうなりますか?

既存の環境は原則そのまま残せますが、ADに接続する形で管理します。
必要に応じてデータ移行や設定変更を行い、安全に運用できる状態に整えます。

クラウドと連携できますか?

はい、可能です。
Azure ADなどクラウドサービスと連携することで、外出先や在宅勤務でも安全に社内リソースへアクセスできます。

導入後のサポートはありますか?

もちろんです。
アカウント追加・削除、権限変更、バックアップ、トラブル対応など、導入後も継続的に運用をサポートします。

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