ITサポートを比較！主要サービスの違い・特徴・料金を徹底解説

2025/7/22 2025/7/22

スータブル・ソリューションズサービス担当者

企業のIT環境はPCのキッティングからサーバー監視、クラウド運用まで多岐にわたり、トラブル対応やセキュリティ対策には専門的なノウハウが必要です。そこで登場するのが、外部のITサポートサービス。数多くのベンダーが各種プランを提供していますが、「どれを選べばいいのか分からない」「自社に最適な費用対効果を得たい」といった声も少なくありません。本記事では、ITサポート選びの比較ポイントを整理し、主要サービスの特徴や料金プランを詳しく解説します。

1 ITサポートの比較ポイントとは？
2 主要なITサポートサービスの特徴と違い
3 料金プランとコストの比較
4 まとめ：ITサポートを比較して最適な選択をしよう

ITサポートの比較ポイントとは？

まずは、ITサポートを比較検討する際に押さえるべき３つのポイントを紹介します。

提供形態と対応範囲
- リモート対応のみか、現地訪問（オンサイト）まで含むか
- 監視・障害対応・設定変更・レポート作成のどこまで対応してくれるか
契約形態と料金体系
- 月額固定（サブスクリプション）か、従量課金（利用時間・件数）か
- 最低利用期間や解約金、追加オプションの費用
サービス品質（SLA）と実績
- 障害時の復旧保証時間（例：2時間以内にオンサイト対応）
- 同業種・同規模の導入実績や顧客満足度

これらを自社のITリソースや予算、業務影響度と照らし合わせ、最もマッチするサービスを選ぶことが重要です。

主要なITサポートサービスの特徴と違い

市場には多種多様なITサポートベンダーがありますが、大きく「クラウド型」と「オンプレミス型」に分類できます。

クラウド型 vs オンプレミス型の違い

クラウド型ITサポート
- クラウド環境（AWS・Azure・GCP）を主戦場に、自動スケールやIaC（Infrastructure as Code）による運用自動化を強みとします。
- 初期投資不要で、利用量に応じた従量課金モデルが多い。
- マルチテナント型サービスであり、最新機能の提供も迅速です。
オンプレミス型ITサポート
- 自社データセンターや社内サーバーの構築・保守に強み。物理機器メンテナンスやオフィスLAN構築など、ハードウェアに密着した支援を得意とします。
- 月額定額制＋オンサイト訪問回数を組み合わせたプランが主流。
- クラウドに比べると導入コストは高めですが、レガシーシステムとの親和性が高い。

ベンダー別の比較と評価ポイント

ベンダー	強み	注意点
大手CMDB連携型MSP	専用ポータルで可視化、包括的なIT資産管理	中小企業にはオーバースペック／コスト高
中堅クラウド専門プロバイダー	IaC・自動化に強く、クラウド移行支援が豊富	オンプレミス対応はオプション扱い
ローカルIT支援×オンサイト	近距離なら即日対応、物理機器トラブルに強い	遠隔地の場合訪問コストが発生

ベンダー選定では、自社のIT基盤がクラウド中心か、オンプレミス中心かを見極め、強みを活かせるパートナーを選ぶことが成功への近道です。

料金プランとコストの比較

ITサポート料金は大きく「月額制」「従量課金制」に分かれます。

月額制・従量課金制の違いとメリット

月額制（サブスクリプション）
- 定額でリモート対応＋月X回のオンサイトを込み（例：月額5万円で月2回訪問付き）。
- コスト予測性が高く、トラブル頻度が高い企業に向く。
従量課金制（スポット・時間課金）
- 障害1件あたり、または工数1時間あたりで課金（例：リモート5,000円/h・オンサイト1万円/h）。
- 月次利用件数が少ない場合、月額契約より割安。

企業の規模別に適したプランの選び方

企業規模	推奨プラン	理由
従業員数～20名	スポット対応orライト月額プラン	月数件程度のトラブルなら都度払い＋リモートで十分
従業員数20～100名	中堅向け月額保守プラン	ヘルプデスク＋月1～2回訪問込みで安定運用
従業員数100名～	フルマネージド（24h監視込み）	障害対応速やか・セキュリティ監視・レポート作成など包括支援が不可欠

まとめ：ITサポートを比較して最適な選択をしよう

ITサポートのベンダーやプランの違いを正しく理解し、自社のIT課題や運用スタイルに合わせて比較検討することが肝要です。以下のステップを参考に、最適なITサポートを選びましょう。

自社の課題と要件を整理：クラウドかオンプレミスか、対応時間帯、トラブル頻度
複数社のプランと料金を比較：月額制 vs 従量制、SLA・オンサイト訪問回数
トライアル導入：ライトプランで品質を検証後、本格契約へ
定期的な評価と契約見直し：IT環境変化に合わせプランを適宜更新

的確なITサポートは、障害対応の迅速化だけでなく、IT運用コストの最適化とセキュリティ強化を同時に実現します。自社にぴったりのサービスを選び、安定したIT基盤を構築しましょう。

投稿者プロフィール

スータブル・ソリューションズサービス担当者: スータブル・ソリューションズは日々のITに関するQ&Aから、ITインフラ周りの構築・保守サポートまでワンストップで対応します。IT化の信頼おけるパートナーとして貴社に最適なソリューションを提案し、課題解決にオーダーメイド型のサービスを提供します。

【有資格】
■事業免許
総務省　届出電気通信事業者　A-10-3067号
 東京都公安委員会　事務機器商営業許可　第306660205689号
 東京都　産業廃棄物収集運搬許可　第13-00-119879号
 神奈川県　許可番号　01400119879号

■取得認証
情報セキュリティマネジメントシステムISO27001認証（登録番号 JUSE-IR-402）
情報処理支援機関「スマートSMEサポーター」（認定番号第16号-21100052(18)）