
社内SEを雇用するのと外注するのはどっちがお得?コスト・スキル・メリットを徹底比較
企業のIT活用が進む中、「社内SEを採用すべきか、それとも外注すべきか」で悩む中小企業は非常に増えています。特にIT人材不足が深刻化する現在、採用難・人件費高騰・スキル不足といった課題が顕在化しています。
一方で、情シス 外注やITアウトソーシングを活用する企業も増えており、「どちらが本当にお得なのか?」という判断が難しくなっています。
本記事では、社内SEの雇用と外注を「コスト」「スキル」「運用」の観点から徹底比較し、自社に最適な選択ができる判断基準を解説します。
目次
社内SEの雇用と外注はどっちがお得?
結論:業務量・必要スキル・予算で判断する
結論として、どちらが得かは一概には言えません。重要なのは以下の3点です。
- IT業務の量
- 求めるスキルの専門性
- 予算と投資余力
これらによって最適解は変わります。
雇用が向いている企業
- IT業務が日常的に発生する
- 社内にノウハウを蓄積したい
- 長期的な運用を重視する
外注が向いている企業
- IT業務が断続的
- 専門スキルが必要
- 採用が難しい
社内SEを雇用するメリット・デメリット
メリット①:社内事情を理解した対応ができる
社内SEは業務フローや社員の特性を理解しているため、柔軟な対応が可能です。
メリット②:ノウハウが社内に蓄積される
システム構成や運用ノウハウが社内資産として残ります。
メリット③:突発対応がしやすい
トラブル時に即時対応できるのは大きな強みです。
デメリット①:採用・人件費コストが高い
社内SE 採用 コストは年収400万〜800万円程度に加え、社会保険料や福利厚生費も必要です。
デメリット②:幅広いスキルを1人でカバーしにくい
ネットワーク、クラウド、セキュリティなどすべてを網羅できる人材は少ないです。
デメリット③:退職・属人化リスクがある
ひとり情シス化すると、退職時のリスクが大きくなります。
社内SEを外注するメリット・デメリット
メリット①:必要な業務だけ依頼できる
業務単位で依頼できるため、無駄なコストを削減できます。
メリット②:採用・教育コストを抑えられる
人材採用や育成の負担が不要になります。
メリット③:専門スキルを柔軟に活用できる
クラウド、セキュリティなど高度な分野も対応可能です。
メリット④:属人化リスクを軽減できる
チーム体制で対応されるため、リスク分散が可能です。
デメリット①:社内事情の理解に時間がかかる
業務理解に一定の時間が必要です。
デメリット②:対応範囲が契約に左右される
契約外の対応は追加費用が発生します。
デメリット③:丸投げするとブラックボックス化する
ベンダー管理が重要になります。
コストで比較|社内SE雇用と外注の費用感
【比較表】社内SEと外注の違い(コスト・スキル・リスク)
| 項目 | 社内SE(雇用) | 外注(ITアウトソーシング) |
|---|---|---|
| 年間コスト | 500万〜900万円 | 120万〜360万円 |
| 初期コスト | 採用費・教育費あり | ほぼなし |
| スキル範囲 | 個人に依存 | チームで幅広く対応 |
| 属人化リスク | 高い | 低い |
| 柔軟性 | 低い(固定人員) | 高い(必要分のみ) |
| 即時対応 | 可能 | 契約範囲による |
このように、単純なコストだけでなく「柔軟性」や「リスク」も含めて判断することが重要です。
社内SEを雇用する場合の費用
給与・賞与・社会保険料
年間500万〜900万円程度が目安です。
採用費・教育費・管理コスト
採用費は50万〜150万円、教育コストも発生します。
外注する場合の費用
月額費用・スポット費用
- 月額:5万〜30万円
- スポット:数万円〜数十万円
対応範囲による料金の違い
ヘルプデスクのみか、インフラ管理まで含むかで大きく変動します。
単純な月額費用だけで比較してはいけない理由
外注は一見安く見えますが、重要なのは「総コスト」と「対応範囲」です。
【シミュレーション】年間コスト比較(リアルケース)
■ケース①:社内SE1名を採用した場合
- 年収:600万円
- 社会保険・福利厚生:約150万円
- 採用費:約100万円
👉 合計:約850万円/年
■ケース②:外注(情シス代行)を利用した場合
- 月額費用:15万円
- スポット対応:年間60万円
👉 合計:約240万円/年
■差額
👉 約600万円以上のコスト差が発生
ただし、外注は「常駐対応」や「社内密着性」が弱いため、すべてを外注に任せるのではなく、業務内容に応じた使い分けが重要です。
外注は必要な分だけ支払うモデルであり、総コストで比較する必要があります。
スキル面で比較|どちらが対応力に優れている?
社内SEに求められるスキル範囲
- ヘルプデスク
- ネットワーク
- クラウド
- セキュリティ
非常に広範囲です。
外注でカバーしやすい専門領域
- セキュリティ対策
- クラウド設計
- ネットワーク構築
セキュリティ・クラウド・ネットワークは外注向き
専門性が高いため、外注の方が効率的です。
失敗しない判断基準|雇用か外注かを決めるチェックリスト
以下に該当する項目で判断できます。
- 常駐対応が必要か
- 月間IT業務が多いか
- 専門スキルが必要か
- 属人化を避けたいか
- 採用に時間をかけられるか
→ 多く当てはまる方が適しています
おすすめは「社内SE+外注」のハイブリッド運用
日常業務は社内、専門業務は外注
最もバランスが良い運用です。
ひとり情シスの負担軽減にも有効
業務分散により負担を軽減できます。
外注を活用してDX・セキュリティ強化を進める
高度な分野は外部活用が有効です。
まとめ|社内SEの雇用と外注はコストだけでなく役割で判断する
雇用が向いているケースのおさらい
- 日常業務が多い
- 社内ノウハウ重視
外注が向いているケースのおさらい
- 専門スキルが必要
- コスト最適化したい
迷ったら一部外注から始める
まずは部分的な外注からスタートするのが現実的です。
投稿者プロフィール

- スータブル・ソリューションズは日々のITに関するQ&Aから、ITインフラ周りの構築・保守サポートまでワンストップで対応します。IT化の信頼おけるパートナーとして貴社に最適なソリューションを提案し、課題解決にオーダーメイド型のサービスを提供します。
【有資格】
■事業免許
総務省 届出電気通信事業者 A-10-3067号
東京都公安委員会 事務機器商営業許可 第306660205689号
東京都 産業廃棄物収集運搬許可 第13-00-119879号
神奈川県 許可番号 01400119879号
■取得認証
情報セキュリティマネジメントシステムISO27001認証(登録番号 JUSE-IR-402)
情報処理支援機関「スマートSMEサポーター」(認定番号 第16号-21100052(18))





